親として悟る

親の「自律」子の「自立」

これまで、不登校やひきこもりの子どもを受容するまでの道のりとして、親としての心の整え方を順番に説明してきました。

1 子どもがST気質だと気づく

2 親が過干渉だと気づく

3 勇気を持って覚悟し、子どもに謝罪をする

4 人と比べない

5 思い通りにしたい傲慢さと決別する

6 こうでなければならないと思う怖れを手放す

7 子どもを心の底から信じる

8 自分以外は他者の感覚を身に付ける

9 すべてのベースに「心は鏡の法則」あるのを理解する

10 親からは子どもに話しかけない

11 子どもからの話を聴き切る

12 全て子どもに任せる

13 子どもからの要望に応じる

以上のことは、不登校やひきこもりの子どもが『思春期ブルー』の状態から脱して、心を膨らませるため、親が自分で決めたルールに従って行動することです。
これは、親の「自律」ということになるのではないでしょうか。

「自律」とは、辞書によると「自分の立てた規律に従って自らの行いを規制すること」とありますから、「親からは話しかけない」「子どもの話は聴き切る」「全て子どもに任せる」「子どもからの要望に応じる」とは、まさに「自律」そのものとなります。
私たちは、親として好き放題に上から目線で子どもを操るのではなく、自分のルールに従って行動することを求められているのです。

なぜこんな難しい子育てをしなければならないのか、という根本的な疑問も出てきますが、私自身は、「成長のためにこれを課題と自分で決めて生まれてきたから」と理解しています。
優しくいえば「神さまから選ばれたから」です。
神さまは、乗り越えられない課題は与えない、といいますよね。
それに、自分で決めて生まれてきたなら、どんなに困難で堪え難いと思うことでも、やるしかない、立ち向かうしかない、わけです。

子どもの不登校やひきこもりを経験することで学べることはたくさんあります。
何より人として、たましいの成長に大きくつながると思います。
そういう視点を持って生きることができれば、これまで「受容までの道のり」で示したことも、より理解がしやすいのではないでしょうか。

自分で決めた、自分が変わるための規律。
これが全部矛盾なくできると、不登校やひきこもりの子どもも、まず自分のやりたいこと、好きなことから動けるようになってきます。
これが「自立」のスタート。
「自立」とは、辞書では、他の助けや支配なしに一人で物事を行うこと、とあります。
大きな「自立」でなくても、小さな「自立」から注目し、成長を喜べるといいですね。

「受容までの道のり」の最後に、
14 親が自律すれば子どもが自立を始める
を加えましょう。

親の「自律」があって、子どもも「自立」していく。
これが「受容までの道のり」の最終項目、不登校のゴールと考えていいのではないでしょうか。 


ST気質の子たちにとって、不登校の期間は自分が何者かを知る絶好のチャンスです。
それは親にとっても同じこと。
不登校をする、という普通ではない道を選んだ子どもは、それだけで十分「大物」です。
子どもが一風変わったユニークな子だと認識できれば、あれこれ人と比較することはムダなことだとわかるはずです。
そして、子どもがその子らしく生きられるように、また好きなこと、得意なことを伸ばせるように、家族がチームとなれればいいのです。
家族が一丸となれれば、たとえひきこもり状態は続いていても、みんなが穏やかに暮らせるようになります。
「不登校は終わったな」、「どん底の時期は過ぎたわ」、「真っ暗なトンネルは抜けたみたい」など、晴れ晴れとした気持ちにもなれます。
「受容までの道のり」が実行できれば、そんな気持ちを味わえる時が必ず訪れますよ。

子どもの人生の選択権は子ども自身にある、と肝を据えれば、子どもがどんな選択をしても、心から応援することができます。
これは、親として「悟る」ことになるでしょう。


不登校、ひきこもり「受容までの道のり」は、これで以上です。


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